コラーゲンは肌を美しくしたり、肌のハリをつくるために大変重要な役割をはたします。
美容鍼によってコラーゲンが産生促進されるのはご存じでしょうか?
今回は、美容鍼によるコラーゲンの産生機序をご紹介します。
・肌のハリとコラーゲン
・肌の潤いとコラーゲン
・マイクロトラウマがコラーゲンを誘発
・傷の創傷治癒過程でコラーゲンが発生
1.コラーゲンは美容になぜ欠かせない?
コラーゲンが、美容に及ぼす効果についてご紹介します。
肌のハリとコラーゲン
肌は表皮と真皮からなります。表皮は身体表面の皮膚のことで外部からの刺激から真皮を守っています。コラーゲンは、表皮より深くにある真皮層に存在していて、このコラーゲンが肌の弾力を保っています。コラーゲンは年齢を重ねるごとに体内でつくる力がなくなってしまい、真皮層にあるコラーゲン量が少なくなっていきます。その結果弾力がなくなり、肌のハリがなくなりたるみが発生します。
※コラーゲンをつくる力は10代~30代前半がピークといわれています。
肌の潤いとコラーゲン
コラーゲンは化粧水にも多く含まれています。
「保湿成分」がコラーゲンに含まれるために化粧水に入っていることがあります。
コラーゲンが身体に豊富にあると肌が保湿され潤いがうまれます。
※写真右はコラーゲンの減少によりシワができた状態
2.コラーゲン誘発の作用機序
そんな美容に欠かせないコラーゲンですが、美容鍼でそのコラーゲンを産生促進する効果が様々な研究で明らかになっています。では、どのような機序でコラーゲンが誘発され産生促進されるのか詳しく説明します。
マイクロトラウマがコラーゲンを誘発
まずマイクロトラウマとは、「小さな傷」をつくることで、自己修復力を上げコラーゲンやエラスチンの産生を促進し、肌のハリを生み出す原理のことです。
美容鍼は極めて細い鍼でこの「マイクロトラウマ」をお顔の組織に加えて美容効果を期待していきます。
傷の創傷治癒過程でコラーゲンが発生
マイクロトラウマの発生した箇所では創傷治癒反応が始まります。
出血期→炎症期→増殖期→成熟期の4段階で創傷治癒をしていきます。
この中でコラーゲンが生まれだすのは増殖期です。
増殖期にいたるまでに血小板が活性化されたり、白血球が増えたりします。
マイクロトラウマを受けた2~3日で増殖期過程に入ります。
よってコラーゲンが産生され始めるのは、美容鍼を受けた2~3日後になります。
増殖期に生まれたコラーゲンはその後、合成・成熟してゆき肌を支える柱となり、そして肌に潤いを与えます。
3.美容鍼の効果を最大限発揮させるために
最後になりますが、せっかく美容鍼灸を受けたら最大限効果を実感してほしいのでホームケアの説明をいたします。
・ビタミンCを摂取する(サプリでOK)
ビタミンCはコラーゲン合成とターンオーバーを促進する効果があります。
・コラーゲンを摂取する(サプリでOK)
鍼で小さな傷をつけた部分にコラーゲンが生成されます。コラーゲン生成のピークは術後2~3日後です。施術後2~3日はコラーゲンをとりましょう。
以上美容鍼がコラーゲンを産生促進する機序についてご紹介しました。
美容鍼にご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。
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両村鍼灸整体院
愛媛県松山市鉄砲町7-27Mayfair鉄砲町Pemiumテナント1F
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顔に鍼を刺すことにより、しわ、くすみ、むくみなどを解消します。またターンオーバーの促進効果があるため肌荒れやシミの予防などが期待できます。
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記事の執筆者
両村 亘祐(りょうむら こうすけ)
1990年4月10日生まれ
鍼灸師/柔道整復師
愛媛県松山市の両村鍼灸整体院で院長を務める。
臨床経験は11年で、年間約3000人の施術を行う。
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